空間とは、その人の人生の結果体です。
人生かけて、どんな認識を繰り返してきたのか。その認識にアプローチしてこそ、本当のお片付けです。

本当のお片付けとは、あなた個人の幸せ成功に繋がるだけでなく、社会の幸せ成功、あなたの宇宙の幸せ成功まで繋がるものです。

人生いつでも、手遅れということはありません。
今ここが、常に残りの人生の始まりです。

過去の経験・記憶・知識や、本、ブログを参考にして、部分循環のお片付けに満足するのか、
常に今ここから再出発して、全宇宙の応援を受けながら、歓喜感動そのものの完全循環のお片付けを楽しみたいのか。
あなたはどちらを選択したいですか?

空間そのものにも、空間の中にあるもの1個1個にも、エネルギー場があり、意志があります。

nTechで言えば、ものを含めた3次元空間全体を2次元化して平面で観ることで、間が見えてきます。
その間にメスを入れることで、境界線が解け、スッキリした状態になります。

物理学と繋げるとそうなりますが、そもそも物があふれている状態では、間だらけで、どの間からメスを入れるべきなのか見極めることが難しくなります。

片付けの基本は5つ、
問題意識と覚悟と全体把握と意思決定とデザインです。

<1. 問題意識>

お片付けしてスッキリしたい、その目標意識(目的)も大事ですが、それ以上に大事なことは、何故お片付けをしたいのかという問題意識です。

例えば、お友達が泊まれるお部屋づくりをしたいとか、家族や職場の同僚などの急な来訪に備えたいとか、
運気の流れを良くしたいとか、お金持ちになりたいとか、ときめく毎日を送りたいとか、
それは問題意識ではなく目標意識です。

目標意識が明確であればあるほど、お片付けのリバウンドはしにくくなりますが、
その目標意識以上に大事なのが、その背景に隠れている問題意識です。

不在・渇望・苦痛から出発した問題意識は、条件が変われば崩れてしまう、言わば賞味期限付きの問題意識です。

それに対して、尊厳・自由・愛・成就・幸せ成功から出発した問題意識は、
空間のお片付けが社会のお片付け、宇宙のお片付けに繋がります。

あなたはこの時代にどう生きたいのか、どんな問題をチャンスに変えていきたいのか、
内部に意思決定構造があればあるほど、エネルギーがみなぎって来ます。

常に綺麗な空間が保てるような問題意識だと素敵ですね。

問題意識が明確であれば最高ですが、思い浮かばなかったとしても、不安になる必要はありません。
お片付けを通じて、次第に明確になっていきます。

<2. 覚悟>


空間を綺麗にしたいと思いながら、目の前にあるものがどれも大事でどれも捨てられない、
そんな時は、全てを捨てる覚悟が必要です。

何一つ残らず捨てる、その心が定まれば、本当に必要なものとそうでないものを見極められるようになります。

今の空間に初めて引っ越してきた時のことを思い出してください。
何もない真っ白なキャンバスです。

真っ白なキャンバスから、本当に必要なもの一つ一つが輝く、そんな空間をデザインできるのです。
空間をデザインできるようになると、人生も輝き、人間関係も経済も輝くようになります。

<3. 全体把握>


全てを捨てる覚悟ができたら、本当に必要か必要ではないかを見極める前に、
カテゴリ別に今あるもの全てを把握することが大事です。

隠れているもの全てを出してみてください。
何かが極端に多かったり、何かが極端に少なかったり、その人それぞれの認識の癖が明確になります。

人間の脳は部分しか認識することができないため、知らず知らずにそうなってしまいます。

これまでの人類700万年の歴史からすると、ある意味健康とも言えます。
エントロピーが無限大という意味では病気とも言えます。

◯×抜きに全体を把握することで、ようやくお片付けの準備が整ったと言えます。

整理整頓された机の上

<4. 意思決定>


全体を把握した所で、次は分類です。
分類とは、一つ一つをどう規定するのか、つまり意思決定です。

意思決定の例として、
いる・いらないの二者択一もしくは、いる・いらない・保留(すぐに判断できないもの)の三者択一でもよいでしょう。
意思決定した際に保留が多ければ、基準を変えてみる必要があります。

使っているもの、使っていないもの、絶対に必要なもの、絶対に必要ではないもの、
今ときめくもの、今ときめかないもの、未来にときめく可能性があるもの、そうでないもの、
大事にしたいもの、そうでないもの、社会の変化に役立つもの、そうでないもの、
など自分なりにアレンジして分類してみると良いでしょう。

意思決定を繰り返すことで、人生の質は間違いなく向上します。
最初は難しく感じたとしても、楽しみ続ければ、より大きなお片付けも楽しめるようになります。

<5. デザイン>


意思決定して本当に必要なものが見極められた所で、ラストは空間と習慣のデザインです。

空間と習慣のデザインの例としては、
何をどこに配置したいのか、ものの住所を決めて、週に1回この時間はお片付けする、と決めることです。

本屋さんで『死んでも床にモノを置かない』というタイトルの本がありましたが、自分なりにお片付けのルールを作ることは、習慣のデザインとも言えます。

空間だけでなく習慣までデザインすることで、常に奇麗な状態を保てるようになります。
逆に習慣がない状態では、お片付けは気がむいた時だけ、必要に迫られた時だけ、となってしまいます。

自らが決めた習慣だからこそ、その習慣に縛られるのではなく、必要であれば習慣を更新し、楽しむことが大事です。

<6. コラム>


決めた時間内で最大限お片付けするコツは、整理したい空間を決めて、空間的に大きなものからお片付けすることです。

コップを思い浮かべみてください。
コップの中に複数の大きい石と小さい石を入れる際、小さい石を先に入れると、大きい石は入れ辛くなります。

時間の使い方も同じことが言えます。
敢えて時間を区切り、締切りを設けることで、どれくらいお片付けできたのかを定量化でき、達成度が評価しやすくなります。

<7. まとめ>


才能や努力でできるお片付けを「部分循環お片付け」、今ここ個人・社会・宇宙の幸せ成功と繋がったお片付けを「完全循環お片付け」と規定し、5つのポイント(問題意識・覚悟・全体把握・意思決定・デザイン)で整理してきました。

お片付けできるかどうかは、お片付けのポイントがわかった上で、お片付けできる私だと認識するだけです。

今までできなかったことに対して、できない理由を探すのは簡単です。

お片付けできないという思い込み・涙・苦しみは、部分循環の結果です。
本当によく頑張ってきましたね。

今ここあなたの宇宙の幸せ成功に繋がる、完全循環のお片付けができるあなたであることを思い出して、新しい習慣を始めてみてください。

整理整頓された部屋
Published On: 2021年2月16日 / Categories: 習慣 / Tags: , , , , /