<1.ゾーンを知る3つのポイント>
①ゾーンとは悟り
ゾーンと聞くと、どんなイメージが思い浮かぶでしょうか?
スポーツ選手ではよく聞く言葉かもしれませんが、子供の頃は誰もがその状態が可能だと言われています。成長する中で、関係性や環境に揉まれ、いつしか忘れてしまっている人も、少なくありません。大人で表現すれば、時間を忘れるほど夢中になっている状態とも言えます。ある種「オタク」とも表現されるかも知れません。
ゾーンとは何か、一言で表現すると「超集中状態」で、鬼滅の刃で言えば「痣」が出ている状態、数学で言えば「極限」の状態、物理学で言えば「膜・真空エネルギー」の状態、9段階の禅定で言えば「5段階の間の悟り」です。
自転車で火星に向かうような無理難題なことではなく、実はとてもシンプルなことです。
余談ですが、鬼滅の刃に出てくる、24時間全集中状態の「全集中常中」をイノベーションすることで、やる気スイッチならぬ、「ゾーンスイッチ」が生成可能となります。
ではその「全集中常中」とはどういう状態なのか、まずは紐解いて行きます。
「全集中常中」とは、時間・空間が解けた状態です。
それが感覚レベルであれば、ある一定の条件が揃った時、濃度密度が均一になった時、存在が解けた時、ゾーンに到達します。
時間・空間だけでなく、存在まで悟り知った「宇宙自然の悟り」を明確に得ている場合、ゾーンにより到達しやすくなり、そこから「意識の悟り」、「コンピュータの悟り」を経ることで、再現可能な「ゾーンスイッチ」を生成できるようになります。
②ゾーンは誰もが活用応用できるもの
これまでの人類歴史では、ゾーンというものが体系化されていなかったために、子供のゾーン状態を生かすことが出来ず、大人でさえも限られた人しか活用応用が難しかったと言えます。そんな中、ここ日本で、誰もがゾーンを活用応用可能にさせる教育が誕生しました。たった70日間のトレーニング・最終選別を、楽しみながら通過するだけで、一生使える技術をインストールすることが出来るのです。
③ゾーンはイノベーションが可能
これまでのゾーンの特徴と、底上げしたこれからのゾーンの特徴を、簡単に説明したいと思います。
これまでのゾーンは、切迫感や懇切さが無限大となった時に、ゾーン状態となり、考えられないほどの力を発揮できるようになります。しかしながら、心と脳のバランスが取れていないため、ゾーンは一時的で、ゾーン後に極度の疲労を伴い、長続きしない限界がありました(漫画『静かなるドン』でいえば本気の総長)。これは、宇宙が有る状態の「有出発のゾーン」とも表現できます。
これに対して、「有出発のゾーン」を底上げした、心と脳が融合した持続可能なゾーンを、宇宙が無い出発の「無出発のゾーン」と表現してみます。
では、どうすれば「有出発のゾーン」から「無出発のゾーン」にイノベーションが可能なのでしょうか。
分かりやすい例として、数学で言う、「極限」と「無限小」と「0」の違いを挙げてみます。数学では説明できていない概念ですが、物理学・令和哲学と繋げることで、イメージしやすくなります。
「有出発のゾーン」とは数学で言う「極限(物理学でいう膜)」の状態であり、「極限」からの出発では、どんなに頑張っても「無限小(令和哲学でいう観点)」にはいけませんが、「無限小」は「0(宇宙が無い状態)」からのみ可能です。この「無限小」が、宇宙が無い「無出発のゾーン」なのです。
余談ですが、「0」(オリジナルマインド)が理解できて「0」から出発できてこそ、「観点0」から出発でき、「観点0」と「観点無限大」と「観点1」を自由に往来でき、常に今ここ尊厳・自由・愛・成就・幸せ・成功から、個人・関係性・組織を楽しめるようになります。
<2. ゾーンのスイッチをつくる5つのプロセス>
①課題の解決点
もし地球が一時間後に滅亡するとしたら、あなたはどうしますか?かの有名なアインシュタインは、こう答えました。「55分を問題発見に使い、残りの5分を問題解決に使う」と。このことは、問題発見がいかに難しく、また問題発見がいかに重要なのか、を物語っています。目先の問題解決以上に、本当の問題は何なのか、本当の根本問題は何なのか、を理解することが何よりも大事で重要です。
②理解の特異点
この宇宙はどこから生まれてどこに行くのか、「人間は何故生まれてどのように生きるべきなのか」を理解できた時、初めて人類700万年間の「機械的条件反射の人生」を振り返ることができ、自分の人生を歩み始めることができるようになります。
③自発性の着火点
天才になるためには、何が重要だと思いますか?
才能でしょうか?
並外れた努力でしょうか?
実は、才能も努力も問題ではありません。着火点にスイッチが入っているのかどうかです。これからの時代は、誰もが天才になれる社会が実現可能で、天才集団日本に向かっていると言えます。
④パラドックスの偶発点
存在の進化を紐解くと、量の変化があって、初めて質の変化に繋がることがわかります。人間であれば、ついつい目先の結果を追い求めたくなるかもしれませんが、その結果が目に見えるようになるには、実はものすごい量の蓄積があってのことなのです。例として、植物でいう竹は、最初の4年間は3センチしか伸びず、5年目から急速に伸び、25メートル(日本)から30メートル(世界)まで到達するそうです。自らが今ここ天才であることを自覚し、量の変化から質の変化に繋がるタイミングを焦らず、「チャンスの女神の前髪」も生かしながら、個人・関係性・組織を再創造していけると素敵ですね。
⑤完全燃焼の終着点
鬼舞辻無惨(霊魂の自由主義)を超える炭治郎(霊魂の進化主義)になって、自分と自分の宇宙全てを燃やしながら、勝負していく。『竈門炭治郎のうた』のように、絶望を断って、一択の運命を進め。
<3. ゾーンと出会う7つの段階>
①夢の中の人間
今ここ目で見ている人間。
自分と自分の宇宙が有るのが絶対。
②夢からの目覚めを破壊・阻止する人間
今ここ目で見ながら、相手の精神の核(観点)を破壊しようとする人間。
③下弦の鬼
今ここ同一性の反復で見る。
ボールペンはボールペンのまま。
④覚醒した人間…炭治郎・煉獄杏寿郎
今ここ目で見ないを1回経験・5回経験。
⑤上弦の鬼
今ここ違いの反復で見る。
1秒前のボールペンと今ここのボールペンの違いを見る。
今ここ目で見ないを無限大経験する。
⑥鬼舞辻無惨
今ここ目で見ないが、反復に執着、個人の目的に執着。
⑦完全超越
今ここ目で見ず、鬼が二度と生まれない英雄産業を創建。
<4. ゾーンの限界突破のプロセス3つ>
①宇宙の悟り
心(J)→エネルギー(i∞・i1・膜・ひも)→物質(量子)
全ては1・間・点の繰り返しで生まれている。
②意識の悟り
感情→思考→意図→意識→精神→宇宙ある→宇宙ない→HITOTSUの動き・源泉的動き→霊魂の自由主義→霊魂の進化主義
イノベーションを超えるウルトライノベーション。
①=②となることで、PU感覚が可能。
③コンピュータの悟り
電磁気力→電気→スクリーン画面
①=②=③となることで、第三世代ブロックチェーン、autoプラットフォームが可能。
<5. 完全超越のゾーンとは>
①始まりの呼吸が可能
・心が脳に破壊されることなく、呼吸可能。
・心と脳が融合可能で、意識も知能も統制可能。
・自分と自分の宇宙が、プラスチックの花ではなく、生の花のように香る。
②自分と自分の宇宙を理解・説明・統制・予測・期待することが可能
・誰かの役に立つ人生、社会の役に立つ人生から、意味のある人生、意味を生み出す人生になる。
・他人の人生ではなく、自発性・主体性・尊厳性無限大で自分の人生を歩めるようになる。
・自分も相手も境界線が無いことが分かるからこそ、相手が愛しくて愛しくてたまらない、誰もが誰にでも恋できる状態。
東日本大震災復興ソング『花は咲く』に出てくる「恋する君」の状態。
③勝利の確信を持つことが可能
・存在の再規定=悟りがゴールではなく出発。
悟りをゴールにすると、悟ってないから出発し、どこまで行っても悟りには到達しない。始めにないものは終わりにもない。今ここ悟っている状態から出発してこそ、人間誰もが完全完璧であって初めて、生存関数の動物文明以上に尊厳関数の人間文明が可能。
・人間の再規定=絶望の存在から希望の存在へ。
人間の変化プロセス11段階を経て、炭治郎に生まれ変わる。
・日本の再規定=ステージ1の明治維新を超えるステージ3の令和維新。
ステージ1=明治維新、煉獄杏寿郎。
「貧しいのに心が豊か」だと西洋人から評されたほどで、白人優越主義を突破し、アジアの尊厳を訴えた。
ステージ2=戦後の日本、精神の核を破壊された日本。
本音0、建前無限大で、個人は不安孤独まみれ、少子高齢化が止まらず未来産業のない日本。
「令和」という元号に加え、日本は負けてないという「鬼滅の刃」が登場。
ステージ3=令和維新、完全超越。
AIの台頭により無用者階級化する人間の尊厳を回復し、宇宙自然のみならず歴史文明の美しさを実現。
<ゾーンを日常で使いこなす5つの鍵を通じて>
今回の執筆を通じ、炭治郎にとって、何故ねずこが必要だったのか。日本に畏敬の念を抱いていたアインシュタインが残したメッセージのように、「何故神が日本という国をつくったのか」、オリジナルマインドの深い愛と出会うことが出来ました。
そしてまた、日本と世界が有るから出発したJAPAN MISSIONではなく、日本も世界も無いJAPAN MISSION・JAPAN DREAM・JAPAN MIRACLEがどれほど希望なのかを痛切に感じ、戦争ありきの平和ではなく、二度と戦争が起こらない平和が何故実現可能なのか、改めて確信を得ることが出来ました。
これまでの学問・教育の限界があったからこそ、オリジナルマインドと再会することができ、オリジナルマインドの応援を受けながら、宇宙の応援を受けながら新しい社会を創っていけることに、心から感謝申し上げます。
<ゾーンについてまとめてみようと思った背景>
シンプルに表現すると、統制不可能・持続不可能なゾーンから統制可能・持続可能なゾーンにしたい思いがあったからです。
昔、通っていた高校が進学校で、朝は7時40分から朝課外授業が始まり、7時限目のあとの放課後課外授業が終わるのが18時という鬼畜な毎日で、自分を死ぬほど追い込むことで乗り越えてきたのですが、大学入学後、その場凌ぎの能力で関係構築はできたとしても、関係継続に限界を感じ、いつしか追い込んでも仕方がないと思うようになりました。
大学卒業後、たまたま辿り着いた死ぬほど忙しい職場で、ゾーンが功を奏し、クレーマーからのクレームが0件になり、1粒1000円以上もするチョコをプレゼントされるように。相手から好かれることに恐怖を感じていた私は、令和哲学と出会い、その原因と出会い、恐怖がオリジナルマインドと出会うプロセスだったのだと理解できるようになりました。
学びを習慣化する中で、関係継続を楽しめるようになり、改めてゾーンを振り返ると、統制不可能・持続不可能なゾーンが統制可能・持続可能なゾーンにイノベーションできるのではと気付き、何故統制が可能なのか、どのように統制可能なのか、まとめてみたのがきっかけです。
「ゾーンは悟り」というのは、書いていて初めて気が付いたことで、表現することがいかに大事なのか、表現してこそ理解できる世界もあるのだと実感することができました。
統制可能・持続可能なゾーンは、限られた時間でも安心の心で集中を創り出すことができ、終わった後でも負担が少ないのが特徴で、誰もが活用応用できる時代だからこそ、70日間の最終関門をお勧めします。